タスクID | C001 |
レベル | Lv.06 |
レベル目標 | Lv.06〜Lv.20では中国語のコア能力(※)を高めます。 ※コア能力とは、“話せる、聞ける”中国語の単語、文法、発音の「技術」です。 Lv.06〜Lv.10→初級 Lv.11〜Lv.15→中級 Lv.16〜Lv.20→上級 |
タスク目標 | Lv.06-Lv.20目標・学習計画の【理論】理解 |
学習形式 | タスク教材を読む |
タスク完了想定時間 /1サイクル | 60分 |
推奨サイクル数 | 1 |
タスク教材 | PaoChaiオリジナルC001(本ページの以下で閲覧してください) |
タスク内容 (完了条件) | タスク教材を読み、Lv.06-Lv.20の目標・学習計画を十分に理解したら完了です。 ※腑に落ちないところがあれば、コーチに質問しましょう。 |
以下、「PaoChaiオリジナルC001 」の内容です。
1.「中国語独学完全マップ」全体像のおさらい
中長期的・短期的に何を目標に掲げ、今何をしているのかを意識することが効率的な中国語学習をする上で大切です。まずは、学習の到達点をおさらいします。
まず目指すべき到達点は、コア能力として日常語彙5,000程度を“話せる、聞ける”レベルで身につけることです。つまり、5,000語レベルの中国語音声について、どこからシャッフルで聞いてもリピーティング(「音読ジョグ」最終段階 の脳トレ)できる状態です。
全体の流れを説明します。
【B】まず、Lv.01で発音の基礎(410音節表、声調20パターン)を徹底的に固めます。その後、Lv.02〜Lv.05で文法の基礎を固めます(※ここでは文レベルの発音にも取り組みます)。
【C】その後、Lv.06〜最後のLv.20までは耳トレ、口トレ、脳トレの組み合わせである「音読ジョグ」トレーニングという意味を理解した中国語を沢山発話していく形式で、シンプルに成長実感を得ながら学習を進めます。
【P】Lv.10(できればLv.15)に到達したら、徐々に「会話トレーニング」や「読書」「ドラマ鑑賞」など実践能力トレーニングをして、コア能力をより瞬発的な実践能力に変えていきます。
【TIP】受講中は中国語ドラマを見よう!
受講中、余裕があれば中国ドラマ(or映画)を(中国語音声+日本語字幕で)鑑賞しましょう。こちらはタスク学習とは別で学習時間にはカウントされませんが、中国語を習得上でプラスになるのは間違いありません。現代をテーマにしたリアリティある作品を選ぶと良いでしょう。中国語のリズムや実際の使用場面を視覚と聴覚で体験でき、中国に留学や生活しているような経験ができます。中国の社会や文化についても理解でき、物語(ストーリー)も楽しめるので一石二鳥です。コーチにおすすめを聞いてみてください。
2.Lv.06-Lv.20の目標と構成
Lv.06-Lv.20の目標
Lv.06〜Lv.20のレベルでは、「音読ジョグ 」(と必要に応じて「瞬間中作文」)というシンプルなトレーニングを行うことで、中国語コア能力(“話せる、聞ける”単語と文法)を高めていきます。Lv.06〜Lv.10は初級レベル、Lv.11〜Lv.15は中級レベル、Lv.16〜Lv.20は上級と最終的には約5,000単語まで習得します。
Lv.01からLv.05にかけて、既に以下を身につけました。
- 中国語の発音ができる(音節、語句、文)
- 中国語の基礎文法が使える
これで「音読ジョグ」という中国語コア能力を高めるトレーニングを始めることができます。
ここまでは、大人が語学をする方法で、【理論】先行で発音と文法を【トレーニング】により身につけました。ここからは、一定の基礎ができたので、子どもが言語を習得する方法に近いやり方で、自然に中国語を身につけていきます。
音読ジョグトレーニングは、一定の長さの中国語を耳トレ(リスニングとシャドーイング)、口トレ(書き取りと音読)、脳トレ(リピーティング)を組み合わせて、サイクルで反復し、意味と構造を理解した上で沢山(※)声に出して読むことで中国語の単語・文法を“話せる、聞ける”レベルで自分のものにします。
※バリエーションをつけながら100回目標(下記記載の「反復」を含む)
また、Lv.02からLv.05で行った「瞬間中作文」も必要に応じて継続し、同様にコア能力を鍛えます。
Lv.06以後はLv.20まで一般的な4技能(リスニング、ライティング、リーディング、スピーキング)のバラバラとした学習ではなく「音読ジョグ」(必要に応じて「瞬間中作文」)のコア能力トレーニングで一直線に進みます。
テストクリアと反復
Lv.6以降、口トレは音読のテストを、脳トレはリピーティングのテストを、瞬間中作文は瞬間中作文のテストをセッションで行います。まずは、そのテストにクリアすることに集中して学習を進めてください。
テストにクリアしても、同じ内容の学習を時間をあけて繰り返します。目安としては、3〜4レベルUPしたら、その2〜3レベル下の範囲を再度繰り返します。例えば、Lv.9まで到達したら、またLv.6も同時並行で行います。明らかに簡単にテストクリアできるようになるまではずっと繰り返します。
重要トレーニングの意義を理解
以下の重要トレーニングのマニュアル(1)〜(3)を必ず全てお読みください。理解できないところはコーチに聞いてください。(目安:全部で30分程度)
※今後これらのトレーニングを行いますが、その意義ややり方を正しく把握していないと学習効果が半減してしまいます!
(1)音読ジョグマニュアル↓
耳トレ、口トレ、脳トレと3つあるので全てお読みください。
(2)「瞬間中作文」トレーニングマニュアル↓
(3)「精読」トレーニングマニュアル↓
※「精読」トレーニングマニュアル内にある「文の構造分析の方法」及び「文の構造分析の方法」内の「精読例(スプレッドシート)」も必ずお読みください。
Lv.06-Lv.20のタスク構成
Lv.06〜Lv.20では初級(Lv.06〜10)、中級(Lv.11〜15)、上級(Lv.16〜20)に分けられ、「音読ジョグ」と「瞬間中作文」でそれぞれ以下のテキストを徹底的にやり込み沢山の中国語を吸収します。
※Lv.06以降は、音読ジョグと瞬間中作文のコア能力トレーニングを中心に進めますが、教材(どのようなカテゴリの語彙を学ぶか?)はカスタマイズ可能です。Lv.10~HSKのビジネスの語彙を行うことも可能です。以下で示す教材は日常的な語彙の一例です。
Lv.06〜Lv.10(コア能力 初級)
『はじめよう中国語音読 初級編』は、※公式サイトで音声ファイルがダウンロードできます。
※audiobookのアプリを使うと直接アプリにダウンロードでき、スロー再生などもできます。
Lv.11〜Lv.15(コア能力 中級)
Lv.16〜Lv.20(コア能力 上級)
※音読ジョグ用の教材は状況に応じてカスタマイズします。
Lv.06〜Lv.10 初級 | Lv.11〜Lv.15 中級 | Lv.16〜Lv.20 上級 | |
目標 | 中国語のコア能力(“話せる、聞ける”単語と文法)を高めていきます。 Lv.06〜10は初級レベル、 11〜15は中級レベル、 16〜20は上級と最終的には約5,000単語まで習得します。 | ||
タスク | 耳トレLv.06〜10 口トレLv.06〜10 脳トレLv.06〜10 瞬作Lv.06〜10 | 耳トレLv.11〜15 口トレLv.11〜15 脳トレLv.11〜15 瞬作Lv.11〜15 | 耳トレLv.16〜20 口トレLv.16〜20 脳トレLv.16〜20 瞬作Lv.16〜20 |
想定 学習時間 | 各レベル約50時間 | ||
学習方法 | 「音読ジョグ 」と「瞬間中作文」 | ||
タスク教材 | 口を鍛える中国語作文 | ||
【初級編】 | 【中級編】 | 【上級編】 | |
はじめよう中国語音読 | ※カスタマイズ | ||
初級編 | 中級編 |
学習のポイント
「音読ジョグ」と「瞬間中作文」で中国語を発話するとき、相手に意味を伝えることを意識することで中国語のエッセンスを吸収(内在化)できます。
- 文章を読むときは、どんな意味を表現しているのかを意識しながら発話してください。
- どのように文法と単語から文の意味が作られているか構造を理解しながら発話してください。
※Lv.06以降の学習は「音読ジョグ」と「瞬間中作文」で統一し、徹底してコア能力を高めることに集中しています。身体の体幹を強くするようなイメージです。音読は、シンプル且つ成長実感が得られる優れたトレーニングであるだけでなく、意味をもった言葉を発するという意味で実践の側面もあるといえます。
シンプルである反面、音読のみの学習であれば、人によっては少し飽きてしまうこともあるかもしれません。必要に応じて、以下のようなバリエーションをつけ、「音読ジョグ」と「瞬間中作文」で着実な成長を楽しみながら続けていきましょう。
- オンライン中国語でネイティブとの会話を楽しむ(ただし、一定の単語と文法が身についていないと、会話にならないので、学習としての会話はLv.10〜12を超えたあたりで行うことをおすすめしています。)
- YouTube等で中国語のドラマやワンポイントレッスンを見る
- 中国に旅行してみる
- 文法理論(中級以降)を学ぶ
- HSKや中検の対策を行う
※以下どのタスクを行うかはコーチと相談の上決めてください。
3.実践能力トレーニング
コア能力トレーニングを続けて、Lv.10(できればLv.15)に到達したら、徐々にオンライン中国語会話サービスを使った「会話トレーニング」や「読書」「ドラマ鑑賞」など実践能力トレーニングを始め、コア能力をより瞬発的な実践能力に変えていきます。本格的な「会話トレーニング」に入る前に、「プレ会話トレーニング」をやることもおすすめです。
実践能力トレーニングの目標(評価方法とレベル)
主な実践トレーニングは、「会話トレーニング」、「読書(多読)」、「ドラマ鑑賞」の3つです。
実践トレーニングでは、コア能力トレーニングにおける音読ジョグのリピーティングテストや瞬間中作文のテストなどはありません。
実践能力は、実践Lv.01〜実践Lv.10まであり、50時間の実践能力トレーニングの経験で、1レベルUPとなります。
評価方法
評価は、学習者が会話トレーニングなど実践を行った後に自己評価します。会話トレーニングであれば、インタビューやプレゼンなど振り返り5点満点の5段階で点数をつけて、よかったところと改善点を振り返ります。
音読ジョグについて、まずはC002→C003で型を覚えましょう
これから行う音読ジョグについて、まずはC002(口トレ)→C003(脳トレ)で型を覚えましょう。
※今後、コア能力2大トレーニング(音読ジョグと瞬間中作文)で進めますが、瞬間中作文については既にLv.2~5で行っておりますのでやり方はご理解いただいていると思います。不明なことがあればコーチにお聞きください。
その後は、耳トレ、口トレ、脳トレで使う教材の範囲が異なるだけですので、そこだけ読み替えてご利用ください。
初心者の方は、以下のタスクを順番に行いましょう。(B021の耳トレは既に完了しているはずです)