【中国語】単語の効率的な覚え方2選!<漢字の字義>と<単語の内部構造>

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PaoChaiでは、中国語の「勉強」とは、基礎固め語彙力の向上であると考えています。発音と文法の基礎を土台にして、使えるレベルで語彙数を千、2千、3千…と増やしていくことが学習の中心になります。

一定の語彙数が身につけば、勉強と並行して、早い段階で実践会話トレーニング読書(多読)トレーニングAIじっくり会話 など)に移りましょう。

以下、中国語の単語を覚える際に役立つコツを紹介したいと思います。

PaoChaiでは、中国語の単語を「文脈のある長い文章」の中で身につけることをおすすめしていますが、新しい単語を見たら次の2点に気をつけるとより深い理解ができます。

単語を構成している各漢字の「本質」を掴む

中国語の単語は漢字で構成されています。このとき、それぞれの漢字がどのような意味(字義)を持っているのか、その本質を捉えておくと語彙力が深まります。同じ字が出てきたときに、その核となるイメージを既に把握しているからです。

中国語の語彙は、漢字が持つ意味の核から広がっているため、そのイメージを理解することで、複数の単語をまとめて理解できるようになります。例えば「打」は「手で何かに作用する」というイメージを持ち、「打电话(電話する)」「打字(タイピングする)」「打车(タクシーを呼ぶ)」などに共通しています。また「开」は「閉じた状態を開いて始める」、「上」は「上に移動する・状態に入る」といったイメージから、多くの表現に広がっています。

このようにコアイメージで学ぶと、単語がバラバラではなくつながって理解でき、実際の会話でも使いやすくなります。中国語は暗記する言語ではなく、イメージで広がる言語だと捉えることが大切です。

参考:新感覚! イメージでスッキリわかる中国語文法

単語の内部構造(単語を構成している個々の漢字の関係)がわかる

二点目は、単語を構成する字がどのような関係で結びついているか構造を把握することです。

わたしたちが中国語学習で一般的にいう「単語」とは、「字」の組み合わせです。さらに、文法的に捉えると「具体的な意味を表す形態素からなる複合語」といえます。

つまり、一字一字の漢字のようなより小さい単位から構造的に組み合わさって成り立つのが単語です。

実は、この漢字から単語が構成されるパターンは7種類に分けられれます(※)。

下表にある主述関係、動目関係、動補関係、修飾関係(連体)、修飾関係(連用)、並列関係、連動関係です。

例えば、「地震」という単語は、主語(地)+述語(震)という主述関係で結ばれています。

また、「牛肉」は「牛の」「肉」という連体修飾関係です。

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引用:『基礎から発展まで よくわかる中国語文法』P13 

このような関係を理解することで、単語をより深く、理解することができます。

ちなみに、「フレーズ」の7種類の構成方式は、字から単語(※)が構成される方式と同じとなります(上表左側)。

例外があったり、教科書や研究者によっては5種類や6種類になっていることもありますが、単語を覚える際の構造把握としては依然として大変役に立つテクニックですので是非内部構造を見極めてみましょう。

※具体的な意味を表す形態素からなる複合語

背景知識:字→形態素→語(単語)→フレーズ→文

以下、上述の内部構造理解などに必要な背景知識の説明です。

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各「漢字」の意味を理解する上で、「字」と「形態素」「語」「フレーズ」「文」の関係を理解することは必須です。

字→形態素→語(単語)→フレーズ→文という流れで、文がどのように成立するかを理解しましょう。文はさらに、段落、文章になります。

  • 【咖啡】は「形態素」(次項目を参照)であるが、【咖】や【啡】は字音だけで字義のない字で「形態素」ではない。
  • 【咖】や【啡】は「形態素」ではなく、単独では意味を持たない「字」に過ぎない。

形態素【语素[yu3su4]】

  • これ以上分割しては意味のなくなる「意味を有する最小の単位」を形態素という。

例:【咖啡】【们】【葡萄】など

語(単語)【词[ci2]】

  • 語(単語)とは「独立して運用できる意味を有する最小の単位」のこと。
  • 漢字で表記する中国語では一つ一つの字がそのまま語になるわけではなく、単語の認定が容易ではない。(アルファベットを綴って書き記す言語では語(単語)はは明確)

例:

  • 语(形態素) + 言(形態素) → 语言[言語](単語)
  • 【我们】の【们】は形態素だが、語ではない(独立して運用できない)。
  • 【咖啡】は形態素であり、語でもある。

フレーズ(連語)【词组[ci2zu3]】

  • 「単語」と「単語」を一定の方式で組み合わせたものを「フレーズ」(または「句」「連語」)という。
  • 「単語」と「フレーズ」、或いは「フレーズ」と「フレーズ」を組み合わせても「フレーズ」になる。
  • 「単語」と「単語」が組み合わさり「フレーズ」になる構成方式は、7種類ある。下表を参照。(主述関係、動目関係、動補関係、修飾関係(連体)、修飾関係(連用)、並列関係、連動関係)
  • この「フレーズ」の7種類の構成方式は、単語(※)の構成方式と同じとなります。上表左側。※具体的な意味を表す形態素からなる複合語

文【句子[ju4zi0]】

「フレーズ」と「単語」はある条件で「文」となります。フレーズ(または単語)から文が成立するには次の3つの条件が必要となります。

  1. 前後に比較的大きなポーズ(休止)があり、一定の”语调”(yu3diao4)(イントネーション)をそなえている。書きことばでは、それらが句読点で示される。
  2. それ自身が独立し得る連語でなければならない。”吃了饭”(ご飯を食べ)や”吃完饭”(ご飯を食べ終え)などの連語は独立できないので、文といえない。
  3. たとえ1語でも、一定の伝達内容を有している。

輿水優『中国語わかる文法』P40を参照

文はどのようなものがあるのでしょうか?

語からフレーズを作る場合には、次の7種類があることを確認しました。

主述関係、動目関係、動補関係、修飾関係(連体)、修飾関係(連用)、並列関係、連動関係

詳しくは下記の参考書を読んでみてください。

参考👇

中国語わかる文法

基礎から発展まで よくわかる中国語文法

文法講義