【中国語】文法理論66:疑問代詞が疑問を表さない用法

疑問代詞が疑間を表す用途として使われないケースがいくつかあります。 

(1)例外がない意味を表す用法
「何→何も…」「だれ→だれも…」のように、例外がないという意味を表します。このうち、後ろに否定形が置かれる場合は、全面否定表現として上記で見ました。肯定形が来る場合は、“都”で受け、“也”は使いません。

谁 也 不 知道 该 干 什么。
Shei2 y3 bu4 zhi1dao4 gai1 gan4 shen2me0.
何をすべきか、だれもわかりません。

这 件 事 谁 都 知道。
Zhei4 jian4 shi4 shei2 dou1 zhi1dao4.(☓谁也知道)
このことはだれもが知っています。

(2)不定の用法
「何→何か」「だれ→だれか」などのように、不特定の意味を表します。
那个 人 我 好像 在 哪儿 见过。
Nei4ge0 ren2 wo3 hao3xiang4 zai4 nar3 jian4guo0.
あの人はどうもどこかで会ったことがあるようです。

(3)連鎖指示用法
前後で同じ疑問代詞が呼応され、疑問代詞で示されるものなら例外ないという意味を表します。

谁 先 到,谁 买 票。
Shei2 xian1 dao4,shei2 mai3 piao4.
先に到着した人がチケットを買うことにしましょう。

你 什么 时候 有 空儿,我 什么 时候 来。
Ni3 shen2me0 shi2hou0 you3 kongr4,wo3 shen2me0 shi2hou0 lai2.
あなたが暇があるときにいつでもわたしは参ります。”