「やる気が出ない…モチベーションが湧かない…」というとき、それらをどうしたら高められるか?を考えることは大切ですが、実はその前提を見直すことがより重要です。
やる気は最初から必要ない
多くの人が「やる気があれば何でもできる」と思いがちですが、実際には「最初にやる気を出さなくてはいけない」という考え方が間違っています!
脳科学者の茂木健一郎氏によると、日常の仕事や勉強では「やる気」がなくても、端的に行動を開始し、淡々と続けることが大切だといいます。やる気が出ないことを言い訳にして行動しない方が問題であり、「やる気が出ない」と考えること自体が、行動を起こさない理由になってしまっていることがあります。
参考:茂木健一郎「『モチベーション』や『やる気』は、実は必要ない」その深意は!? 集中状態をキープするために必要なことを脳科学の視点でアドバイス
「まずは行動を起こすことで、やる気が湧く」という順番

「やる気」を出すために必要なのは、実際に行動を起こすことです。脳内で分泌される「ドーパミン」は、行動を始めることで分泌され、その結果としてやる気が湧いてきます。
だから、「やる気が出るのを待つ」よりも「まず動く」ことが重要です。東京大学の池谷裕二教授も「やる気は行動を起こしたから出てくる」と言っており、最初は面倒でも、とにかく始めることで自然とやる気が湧いてきます。
参考:「簡単にやる気を出す方法を教えてください!」→脳研究者「やる気なんて存在しない」
作業興奮を利用しよう

「作業興奮」という現象があります。やる気がないと感じている時でも、作業を始めることで自然と集中できることがあります。これは、脳の「側坐核」が活性化され、ドーパミンが分泌されるためです。
この反応により、やる気が湧き、作業が進むようになります。つまり、やる気がない時でも「とりあえず作業を始める」ことが大切です。
5秒ルールを活用し、1分でもいいから
「5秒ルール」は、やる気を出すためのシンプルで効果的な方法です。やるべきことを思いついた瞬間に、「5・4・3・2・1・GO!」とカウントダウンして行動を起こすという方法です。
人間の脳は、5秒以上考えてしまうと「やらなくてもいい理由」を考え出してしまうので、5秒以内に行動を起こすことが大切です。この方法を使えば、すぐにやる気を引き出し、行動を継続させることができます。
まずは1分でもいいので、発音、文法、音読、瞬間中作文なんでも良いので始めましょう!
まとめ

モチベーション(やる気)を高めるためには、「やる気がないから動かない」と考えるのではなく、まず行動を起こすことが重要です!
- やる気があるから行動するのではなく、「行動するからやる気が湧いてくる」という順番
- さらに、学習を始めることで作業興奮が起き、自然とやる気が湧いてくること
- まずは、端的に行動!5秒ルールを活用して、すぐに行動を起こすことが大切
これにより、やる気を出す必要がなくなり、効率的に物事を進めることができます。
まずは、端的に1分でもいいので中国語学習を開始しましょう!