【中国語】発音基礎06：単母音（特殊）

目標
単母音（特殊）についての知識

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次の学習で実際に特殊単母音（３種類）を正確に発音できるようにするため、特殊単母音（３種類）についての知識を学びます。

単母音（特殊）についての知識

動画で単母音（特殊）を学ぶ

以下の動画を見て、特殊単母音（３種類）の特徴を理解し、真似しながら発音してみましょう。実際のトレーニングは次の学習で行います。

※手鏡やスマホのカメラなどで「ご自身の口の形」と「動画のネイティブの口の形」の両方を確認しながら、しっかり口の形を作りましょう。自分の口は自分で思っているほど動いていないことがあります。

※子音の学習でも同じ発音を学びましたが、zhi chi shi ri zi ci siなどは、母音が通常のi (H16)と異なる特殊な母音であることに焦点を当てるため、別途こちらで学習します。

※動画では四声（第１声〜第４声全て）で読んでいますが、難しければ第１声だけで練習してください。また、見本が速すぎる場合は画面右下の歯車マーク（設定）からスロー再生（0.75倍)などに調整してみてください。

※YouTubeで広告が入ってしまう場合、こちら（受講生のみ）で元データの動画の閲覧が可能です。男性版の音源もご利用いただけます。

各声調の解説（動画内の記述と同じ）

1	er	①このeは「あ」に近い音になります ②「あ」のような音を出しながら舌先を反ります ③舌先はどこにも当たりません ※このerは特殊な母音で、アル化とは異なります
2	zi	①特殊な母音iです。ji qi xiなどのiとは異なります。また、zhi chi shi riのiとも違います ②このiの母音は弱く、ほとんど子音の音になります ③このiはzi ci siの子音の組み合わせしかありません
3	ci	①特殊な母音iです。ji qi xiなどのiとは異なります。また、zhi chi shi riのiとも違います ②このiの母音は弱く、ほとんど子音の音になります ③このiはzi ci siの子音の組み合わせしかありません
4	si	①特殊な母音iです。ji qi xiなどのiとは異なります。また、zhi chi shi riのiとも違います ②このiの母音は弱く、ほとんど子音の音になります ③このiはzi ci siの子音の組み合わせしかありません
5	zhi	①特殊な母音iです。ji qi xiなどのiとは異なります。また、zi ci siのiとも違います ②このiの母音は弱く、ほとんど子音の音になります ③このiはzhi chi shi riの子音の組み合わせしかありません
6	chi	①特殊な母音iです。ji qi xiなどのiとは異なります。また、zi ci siのiとも違います ②このiの母音は弱く、ほとんど子音の音になります ③このiはzhi chi shi riの子音の組み合わせしかありません
7	shi	①特殊な母音iです。ji qi xiなどのiとは異なります。また、zi ci siのiとも違います ②このiの母音は弱く、ほとんど子音の音になります ③このiはzhi chi shi riの子音の組み合わせしかありません
8	ri	①特殊な母音iです。ji qi xiなどのiとは異なります。また、zi ci siのiとも違います ②このiの母音は弱く、ほとんど子音の音になります ③このiはzhi chi shi riの子音の組み合わせしかありません

１．単母音（特殊）

本タスクでは「単母音（基本）」の知識を理解します。

発音の全体像の中で「単母音」の位置づけを確認します。

以下「４１０音節表」の中で、

「単母音（特殊）」は肌色の部分です。単特１〜単特３まであるのが見えます。

（「単母音（基本）」はオレンジ色の部分です。単１〜単６まであるのが見えます。）

f:id:language-runner:20200418004407p:plain — ４１０音節表

単母音（基本）６つとは別に、H04〜H06（クリーム色）のとこｒに単母音（特殊）が３つあります。この３つは限られた子音としか組み合わされないため全部で８の音節しかありません。

具体的な発音方法

ID	母音カテゴリ		発音↓	発音のコツ
H04	単特_1	er	er	口を半開きにして、ややあいまいな「ア」を発音したあと、すぐさま舌先を上あごに向けてそり上げる。そのとき舌先が上歯茎や上あごに触れてはいけない。
H05	単特_2	-i	zi	横にしっかり口を開いたイを言う口で、「ズー」と発する。
H05	単特_2	-i	ci	横にしっかり口を開いたイを言う口で、「ツー」と発する。
H05	単特_2	-i	si	横にしっかり口を開いたイを言う口で、「スー」と発する。
H06	単特_3	-i	zhi	「zhi」「chi」の「i」の発音:舌尖を上の歯ぐきより少し奥のところにつけ、唇を横に引き、あいまいな「う」を発音する。そり舌音は、舌先を上歯茎よりやや奥の位置に持っていき、そこで息をため破裂・摩擦させて発音するが、そのままの状態で声を出したときに出るあいまいな母音をiと表記する。これは「そり舌音」を発音したときに、自然に伴う母音だが、ローマ宇には他に適切な健音字がないためのやむをえぬ策であり、単母音のi(yi)とは全く別物なので注意。
H06	単特_3	-i	chi
H06	単特_3	-i	shi
H06	単特_3	-i	ri	「r」の「i」は「zhi」、「chi」、「shi」の「i」と同じ要領で、あいまいな「う」を発音する。