【中国語】発音基礎01:四声(声調)

発音基礎

目標

次の学習で実際に四声(ā á ǎ à)を正確に発音できるようにするため、 四声(声調)についての知識を学びます。

 四声(声調)についての知識

動画で四声(声調)を学ぶ

以下の動画を見て、4つ声調の特徴を理解し、真似しながら発音してみましょう。実際のトレーニングは次の学習で行います。

※手鏡やスマホのカメラなどで「ご自身の口の形」と「動画のネイティブの口の形」の両方を確認しながら、しっかり口の形を作りましょう。自分の口は自分で思っているほど動いていないことがあります。

※見本が速すぎる場合は、画面右下の歯車マーク(設定)からスロー再生(0.75倍)などに調整してみてください。

※YouTubeで広告が入ってしまう場合、こちら(受講生のみ)で元データの動画の閲覧が可能です。男性版の音源もご利用いただけます。

各声調の解説(動画内の記述と同じ)

第1声① 高くまっすぐ
※「まっすぐ」とは高低を変えない、ということ
② 上に突き抜けるようなイメージで
③ 終始、平均的に力を込めます
第2声① 一気に上げます
② 垂直くらいのイメージで急上昇
③ 最後の終わりの部分を最も強く
第3声① できるだけ低く抑え込みます
② 最後は無理に上げる必要はありません(自然に上がるのはOK)
③ 最後を上げすぎると2声のようになってしまいます
第4声① 一気に落とします
② 垂直くらいのイメージで急降下
③ 最初の出だし部分を最も強く

四声(声調)のポイント

以下を読んで、四声(声調)のポイントを掴みましょう。

声調ポイントイメージ
第一声高く上の方で平らに出す電話が通じない音「ぷー(ぷー)」
第二声後ろをしっかりと高く上げて、上がった最後のところをはっきりびっくりしたときの「えぇ!?」、ヤンキーの「あぁ?」
第三声後ろを上げず、抑える。リラックスして、深く沈むイメージがっかりしたときの「あ〜あ」
第四声はっきりと高音から一気に下降させるカラスの鳴き声を強めに「カァ!」

四声(声調)その他 注意点

f:id:language-runner:20210603001239p:plain
  1. 第1声「高くまっすぐ」と第3声「低く抑える」を対に、第2声「一気に上げる」と第4声「一気に下げる」を対に、シンプルに理解しましょう。
  2. 音の高さについて、それぞれの違いを明確に出すことが重要です。 音の高さを揃えます。まず、1声の高さを決めます。自分が出せる最も高い音を基準にします。ここに2声の終わりと4声の始めをきっちり合わせるようにしてください。この3つの高さがきれいに揃うと、伝わりやすい音になります。
  3. 力の入れ具合を意識しましょう。第一声は「平均的に力を込める」、第二声は「力をだんだんと強める」、第三声は「最後に上がらなくてもよい(低く抑える)」、第四声は「力をだんだんと弱める」というイメージです。
  4. 日本語の2拍分の長さを取るイメージしましょう。一つの音節内で音の高低を出すのでその分時間が必要になります。日本語の「あ」「い」「う」のような1拍(1音節)では短すぎて高低を出せないので2拍分使うイメージを持ちましょう。
  5. 第三声は(市販の教科書によって)最後に少し音を上げる、と書かれていますが、無理に後ろを上げる必要はありません。できるだけ抑えて低いままで大丈夫です(自然に少し上がってしまうのはOK)。

ーーー以上(学習内容はここまでです。辛苦了!)ーーー